ネットワークには夢がぶら下がっている。ならその夢に通じるユメノインフラを,信じたい。
コンセントに差し込むだけでインターネット接続ができる,電力線ブロードバンド技術が実現可能になってきたとみる人は多い。ケーブルテレビやADSLとほぼ同じスピードでデータ通信が可能で,もし実現すれば一夜にして膨大な新規通信インフラが整うことになる。
外出中にネットワークに接続したいとき,もちろんAirH"は持ち歩いているんだけど,ブロードバンドに慣れてしまうと,この遅さはやはりつらい。だが,利用できるホットスポットの数はあまりにも貧弱で探して歩くことなど無駄。最初から知っているところ以外にみつけることなどありゃしない。だが。
コンセントがあればどこでも高速で接続ができる,なんて夢のような話だ。電話線のない場所だって必ずコンセントはある。携帯電話の電波が届かない地下だって問題ない。ついでにノートパソコンの充電もできるなら一石二鳥。もし東京電力などがこんなサービスを提示し,どこのコンセントからでもアクセスできますよと呼びかければ,一気に600万件を超えたというADSLの契約者数(Impress INTERNET Watchの記事)を上回れると思うがどうだろう。新規工事が全然必要なく,膨大なネットへの入り口が開かれる,実現して欲しいユメのひとつだ。
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